血糖測定付きオンライン食事指導

■太りにくい身体づくり

血糖値が急激に上がる食べ物を食べると、それに比例してインスリンがたくさん分泌されます。インスリンは別名”肥満ホルモン”とも呼ばれ、糖質を脂肪に変えて、身体にため込もうとする作用があります。要するに、血糖値を上げやすい食事スタイルは、肥満に繋がります。逆に、血糖値の上昇を緩やかにコントロールすれば、その分、分泌される肥満ホルモンのインスリンの量も減り、身体に脂肪をため込む作用を最小限に抑えられ、結果的に太りにくい身体づくりに繋がります。

■アンチエイジング

私たちが老化していく原因は、「糖化」と「酸化」にあります。この糖化は、ブドウ糖（糖質）が体内のたんぱく質や脂質と結びついて、AGE（終末糖化産物）という老化現象を引き起こす物質となって体内に蓄積することによって起こります。このAGEが肌の弾力を失わせ、シワやシミを増やします。
体内に余分なブドウ糖（糖質）が多いほどこのAGEが多くなります。糖質の摂取量と血糖値をコントロールして体内に余分なブドウ糖がある状態をなるべく回避することが、アンチエイジングに繋がります。

■不定愁訴（身体の不調）改善

原因不明の体調不良（だるい、めまい、疲れやすい、眠気、やる気が出ない、イライラ、頭痛、動悸など）が慢性的に続いている場合、食生活が原因の可能性があります。とくに、血糖値を急激に上げるような食品（白米、パン、麺、清涼飲料水などの糖質）を多くとると、体内で血糖値が急に上がったことに反応してインスリンが遅れてたくさん分泌されます。この時に、インスリンが遅れて多く分泌されることにより血糖値が急激に下がり、低血糖状態を起こします。低血糖状態では、先に挙げたような体調不良を起こします。
この血糖値の乱高下が、原因不明の体調不良の原因である可能性があります。血糖値の乱高下を起こさない食べ方を身に付けることで、こういった症状を回避できる可能性があります。

■仕事のパフォーマンス向上

普段健康診断で血糖値に問題のない方でも、実は血糖値が急激に下がることによる反応性低血糖に陥っている方が多くいらっしゃいます。病院の健康診断では、空腹時血糖値やHbA1cというものを調べますが、空腹時血糖値は空腹状態の血糖値を調べるもの、HbA1cは１～２ヶ月前の血糖の状態を推定するものであり、食後の血糖値自体は病院の計測では見落とされがちです。NUTRIQでは、血糖測定器を使用し、15分ごとの血糖値を24時間、2週間の間継続的に計測することができます。血糖測定器の使用は、反応性低血糖を発見することができるだけでなく、どの食品で血糖値の乱高下が起こりやすいか食品の特定をすることができ、それを避けるように食生活を改善していけば、慢性的な眠気やだるさ、イライラや頻繁に感じる空腹感を抑えることができ、パフォーマンスの向上につながります。

■生活習慣病予防

肥満や高血糖状態を放置しておくと、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病に陥りやすいです。特に糖尿病の患者数は近年増え続けており、糖尿病からさらに腎臓病や神経障害などに罹患していくことが懸念されています。また、血糖値が高い状態は、血管壁を傷つけます。これにより動脈硬化などを引き起こします。これらのことから、血糖値を正常の範囲内でキープし、インスリンの過剰分泌を避け、肥満と高血糖を予防することで、生活習慣病の予防に繋がります。